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第五.五回 #渋谷java に出席したので要約と感想を残しておこう

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こんばんは、OSCA (@engineer_osca)です。 本日は 第五.五回 #渋谷java という勉強会に参加してきました。 忘れないうちに要約と所感を書き留めておこうと思います。 幹事の方々、発表者の方々、お疲れ様でした&ありがとうございました。

※私の不勉強/聴き誤りにより「発表した事と違うよ!」という事がありましたらご指摘ください。

OracleのJDBCドライバに振り回されるDBFlute (@jfluteさん)

まず始めは @jflute さん。DBFlute という、これもO/Rマッパーの作者さんです。 今回の発表では DBFlute を作成するにあたって工夫したり頑張った点を発表してくださいました。DBFlute の内部では isDatabaseOracle() というメソッドが良く出現しています。 これは Oracle 独自の仕様に対して対応する必要がある場合が多いからだそうです。

Oracle の DATE型 は時分秒をもっている。時分秒をもっていないDATE型が用意されていません。 Javaクラスへのマッピングの際には、java.util.Date でも java.sql.Date でも java.sql.Timestamp でもなく、oracle.sql.Date にマッピングする必要があります。 oracle.sql.Date にマッピングしないとインデックスが効かないという事象が発生します。

また、Oracle の特徴(仕様)として、in (xxxx, xxxx, …..) には 1000個までの値しか指定することができません。 ですので DBFlute では1000個を超えた場合、「… and (FOO in (1, 2, 3) or FOO in (1001, 1002, 1003))」 といった具合につなげなおして実現しているみたいです。 (この件は@jfluteさんのブログにも書かれておられました。)

他にも「シノニムだとPKもFKも取れない」とか「データリンクのシノニムだとカラム情報すら取れません」と言ったような改善要望などにも応えるように、フレームワークを実装してきたということをお話されていました。

お話を聞いた感想としては、作者自身が普段使わなかったり知らなかったりする事に対してモチベーションを継続させて対応し続けるなんて大変だろうに、尊敬します。 半分冗談交じりに「(頑張り対して)元がとれない」と仰っていましたが、本当にそれでも続けるという事は凄い事です。 貴重なお話ありがとうございました。

日本語によるJUnitの拡張について (@kazurofさん)

次は @kazurof さん。 はじめに「単体試験メソッド名を日本語にするのは有りですか?」と会場の人たちに質問。 (私の)予想に反して半分以上の方が「有り」だと手をあげていたように思います。 単体試験メソッド名の日本語ってかなり受け入れられているのですね!

単体試験メソッド名を日本語にするのであれば、メソッドの中身である assert 処理とかも全部日本語で書きたいという思いから、NiUnit (にうにっと) という単体試験フレームワークを作ったというお話でした。 あくまでもネタのフレームワークだということですw

日本語によるJUnitの拡張について from Kazuro Fukuhara

日本語のメソッド名の中で “『” という括弧を使いたかったけど命名規則的に出来なかったので、苦渋の決断でロシア語にある “「” という文字をメソッド名に使ったという点が衝撃でしたネ。 ちなみに括弧閉じ “」” は日本語の漢字に似た形のものがあるとのことでした、知らなかった!

今日の発表について @kazurof さんがブログでも書かれておられます。
第五.五回 #渋谷java で、LT発表してきました。

感想:ネタと仰っていましたが、ネタに全力で時間を裂いて取り組むなんて凄いです。 しかもちゃんと色々なメソッドをカバーしていてフレームワークとして成り立っているようですし、是非今後も頑張っていただきたいと思いました!

GitHub – kazurof / NiUnit
https://github.com/kazurof/NiUnit

mavenセントラルリポジトリにキミもライブラリを登録しちゃおう! (@nabedgeさん)

@nabedge さんの発表、Maven のセントラルリポジトリにライブラリを登録する方法をその場でデモしてくれました。 @nabedge さんは Mixer2 の作者さんです。

プレゼンテーションは SlideShare にアップロードされています。ので、ここではプレゼン内容の紹介は割愛。

20140405 mavenセントラルリポジトリへの登録のコツ 第5回渋谷java from nabedge

また @nabedge さんのブログで本日の発表のことが書かれております。
第5回 #渋谷java でトークしてきた

感想:Mavenセントラルでは想像していたよりもしっかりライブラリが管理されていることを知りました。 ツールがしっかり作りこまれていますね。 実際にMavenセントラルにライブラリを登録する日がくるかは分かりませんが、とても参考になりました!

ここからは通常枠の発表。

Vert.xをカジュアルに使おう (@grimroseさん)

@grimrose さんによる Vert.x の紹介。 Vert.x 、名前も聞いたことありませんでした、会場では5人くらいの方が知っていたみたいです。

Ruby でも Python でもカジュアルにサーバーを起動するツールがあり・・・・ Java では Vert.x だという事みたいです。 とりあえず、名前と存在を知ることができたので後日お勉強させていただこうと思いました!

@grimroseさんの本日のプレゼンはこちら

SpringBatchとTDD (@mystelynxさん)

次は@mystelynx さん、Spring フレームワークの SpringBatch のお話。

大変恐縮なことに私は Spring を利用したことがないので内容を深く理解することができなかったのですが、「JavaのプロジェクトだからJavaでテスト書かないといけないという事はないと思っていて」というところが共感できました。 ←的外れな感想でごめんなさい。

jmeter小話 (@eiryuさん)

@eiryu さんによる JMeter のお話。

ホスト名とか環境ごとに変えたりするような部分はユーザー定義変数にしてあげると良いよと。 これ便利ですよね、私もなるべく変数にしてあげることにしているので共感できました。

ちょっとした処理は BeanShell や BSF で書くと良いよと。 例えばCSVファイルなどで送信するパラメータ等を定義することがあるけど、前述のスクリプトなどを使うと JMeter 上で定義できちゃうので、ちょっとしたことであれば便利だとのこと。 これは知りませんでした、後日勉強っと。

それとグラフの出力は JMeterPluginsCMD というプラグインを利用するとキレイなものが出力できるとのこと。 これも後で勉強させて頂きます!

kotolin モナドとか (@ngsw_taroさん)

@ngsw_taroさん。 Kotlinのお話?

ごめんなさい、全然わかりませんでした。 出なおしてきます。 kotolin というものを知れたので感謝です。

Java: DSL としての可能性 (@komiya_atsushiさん)

@komiya_atsushi さんの発表。

AWS CloudFormation の DSL が JSON なんだけど、とにかく記述するのがツライ。 コメントも書けないし、JSONとしての構文誤りはエディタとか使えばできるけど、記述内容誤りは気づきにくい。 そこで Java ! Java で CloudFormation のDSLを作ってみましたというお話。 Java なので IDE の文法エラーチェックや保管が利用できるので良いよと。

なるほど、何か構文誤りを起こしやすかったりしてツライものを Java などに置き換えてしまって IDE に頼るってのは良いアイデアだと思いました!

今更GWTで遊ぶぜ! (@d-kamiさん)

@d_kami さんの発表。 むむ、アセンブラのお話?!

今更GWTで遊ぶぜ! from Daisuke Kamikawa

ごめんなさい、これまた分かりませんでした・・・アセンブラから出直します。。。

Doma 2 – Java 8 時代のDBアクセス (@nakamura_toさん)

@nakamura_to さんの発表。 Doma の作者さんです。 Doma 1 は Java 6 以降をサポートしていましたが、Java 8 に最適化した Doma 2 を作成し、Java 8 の新機能である ラムダ式、Stream API、Date and Time API、Optional、デフォルトメソッド 全てを Doma 2 で使えるようにしたとのこと。

@nakamura_toさんのプレゼンはこちらに公開されています。

私は Seasar2 系を使っていますが Doma は利用したことがなかったので、本日の発表を聞いて勉強してみようかなという気になりました!

おわりに

勉強会って本当に良い刺激になります。 幹事の方々、発表者の方々、お疲れ様でした&ありがとうございました。 近いうちに私も発表できるようなネタを作りたいと思った次第でございます。

私は勉強会を終え、その後、夜景の写真を撮りに行ったのでした、おしまい。 もし写真に興味を持って頂けた方は @oscaphoto もフォローして頂ければ幸いです。 Facebookはこちらです。 (宣伝)

外部リンク

Together でのまとめ
http://togetter.com/li/651597

著者 : OSCA

OSCA

個人として何か一つでも世の中の多くの人に使ってもらえるサービスを作ろうと日々奮闘中のエンジニア。 夜景好きのアマチュア写真家でもあります。
Twitter : @oscaphoto
Facebook : OSCA