夜景散歩

夜景の魅力を伝える夜景専門ポータルサイト

東京タワーが間近に見える「世界貿易センタービルディング展望台」の夜景

更新 | OSCA

 東京の夜景の象徴とも言える東京タワーが間近に望める夜景スポット「世界貿易センタービルディング 展望台」を訪れた。

世界貿易センタービルディング 展望台

 浜松町駅前の高層ビル「世界貿易センタービルディング」の40階に展望台フロアがある。 世界貿易センタービルディングには、羽田空港とを結ぶモノレールの駅があり人通りが多い場所ではあるが、展望台フロアがあることはあまり知られていないように思える。 しかし、東京タワーやお台場のエリアから近いため、素晴らしい夜景を楽しむことができる。

エントランス

 1階の展望台入口でチケットを購入し、エレベーターで40階の展望フロアに上る。 エレベーターを降りると、一瞬レストランの入口かと思わされるようなエントランスがあった。 自分の中で勝手に想像していたよりも高級感のある雰囲気であった。

 エントランスでチケットを渡すと、展望フロアでのルールが説明された。 三脚を利用しての写真撮影は大丈夫だが、それ以外の機材を利用しての撮影は有料とのこと。 撮影ルールの書かれた紙を渡された。 これは撮影する側からすると良いなと感じた点で、どこまでの行動が許されるのかが明確で、「みんながやっているから大丈夫だろう」みたいな雰囲気から独自ルールで行動し始めないのが良いと感じた。

展望フロア

 さて、それでは目的の展望フロアへ。 第一印象として感じたのは「暗い」。 しかしそれはすぐに良い印象に変わる。 人が心を落ち着けるような暗さになっていて、更にその暗さはガラスに室内の灯りが反射することが極力抑えられた暗さなのである。 展望台によくありがちなのは、展望フロア内にギラギラ光るLHEの装飾や売店などがあり、ガラスに室内の光が反射して夜景が綺麗に観れないことである。 (東京スカイツリーは特にそれが酷い印象がある)。 しかし、この世界貿易センタービルディングの展望台では、そのようなことに考慮してなのかはわからないが、フロアの灯りが極力抑えられているため、夜景がとても見やすくなっている。 マニアックな視点なのかも知れないが、とても感動した。

 さて本題の夜景はと言えば、もちろん素晴らしいものであった。 一番の見どころは、何といっても東京タワー方面なのではないだろうか。 それなりに大きい東京タワーの夜景を望むことができる。 また、お台場方面にはレインボーブリッジも望むことができ、またJRの鉄道の往来も見ていて楽しい。

お台場・田町方面の眺め
新橋・汐留方面の眺め

 ビルのすべての方向の夜景を楽しむことができるため、あっという間に時間が過ぎてしまった。 とても静かな展望フロアなので、また一人でも訪れてみたいと思わせる展望台であった。

Kazufumi Hamano

東京を中心として活動する夜景写真家。 人気のないビジネス街の夜景が特に好き。