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長野県屈指の夜景! 田園風景に広がる姨捨の夜景

更新 | OSCA

姨捨の夜景

 長野県千曲市の標高551mの山の中腹に姨捨駅(おばすて駅)という小さな無人駅がある。 その無人駅のホームから見下ろす景色は大変美しく、その景色は「日本三大車窓」に数えられる。 また、夜になれば町灯りが一面に広がる。 今回はそんな姨捨を夜景散歩した。

無人駅 姨捨駅

 今回の夜景散歩の始まりとなるJR篠ノ井線の無人駅「姨捨駅」には、陽が暮れる1時間程前に到着することができた。 少し離れた姨捨駅の利用者用駐車場に車を駐車し徒歩3分程、 一日の駅の利用者が60人程度だという洋風にも和風にも見える木造の駅舎がそこにあった。

姨捨駅

 駅舎に入り待合所を抜けてホームにでると、さっそく反対側のホームの向こうに目当ての絶景が広がるのがわかった。 ホームにかかった歩道橋を渡り反対側のホームに降り立つと、期待通りの素晴らしい景色が広がっていた。

姨捨駅から見た景色

 山腹から平地までは、姨捨の特徴である棚田が広がり、平地の中央を流れるのが千曲川だ。 日没の時刻が近づくにつれて、棚田の色がオレンジ色に染まっていくと同時に街灯りが付き始めた。 山に陽が沈んで辺りが暗くなり始めると、街灯りが川の流れかのような形で夜景を作り出した。 ホームに設置されたベンチに腰掛け、しばらくボーッと夜景を眺めて物思いに耽入った。

姨捨駅から見た夜景

 駅舎側に戻り平地の方向を見渡すと、まるで駅が空中に浮いているかのような幻想的な景色を観ることができる。

姨捨駅ホームから見た夜景

山頂の千曲川展望公園へ

 更に高いところからの夜景が見たいと、山腹にある姨捨駅から山頂にある「千曲川展望公園」に向かった。 車で5分もしないくらいの距離である。 公園といっても数台の駐車スペースがある休憩所のようなところだ。 そこから姨捨駅よりも更に広く広がった夜景を見渡すことができる。

千曲川展望公園から見る夜景

姨捨サービスエリアへ

 最後に長野自動車道の「姨捨サービスエリア」に向かった。 サービスエリアに設けられた広場から素晴らしい夜景を観ることができ、運転に疲れたドライバーを癒やしてくれる。

姨捨サービスエリアから見た夜景

 以上3ヶ所を巡って今回の夜景散歩は終了だ。 姨捨サービスエリアに「信州みそめん舎」というご当地の味噌ラーメン屋があったので、美味しく頂いて姨捨を後にした。

Kazufumi Hamano

東京を中心として活動する夜景写真家。 人気のないビジネス街の夜景が特に好き。