CentOS/RedHat/FedoraでProxyの設定をする (yum, wget, rpm 等)
想定シナリオ
社内に CentOS / RedHat / Fedora を導入したのだけれど、インターネットに接続するためには会社のプロキシを経由させないといけないため、各アプリケーションにプロキシの設定をしないといけない・・・・・・そんなときに参考にしてください。
注意書き
RedHat系のOSを対象としています。 本文では自社のプロキシのアドレスを「proxy.mycompany.co.jp:8080」とします。それぞれの環境に合わせて書き換えてください。
yum
全ユーザーを対象として設定する場合は、「/etc/yum.conf」に以下の記述を追記します。
proxy=http://proxy.mycompany.co.jp:8080/
特定のユーザーのみ対象にしたり、一時的にプロキシを有効にする場合は、以下のようにシェルで環境変数を設定します。
$ export http_proxy="http://proxy.mycompany.co.jp:8080/"
wget
「/etc/wgetrc」に以下の記述を追記します。
http_proxy=http://proxy.mycompany.co.jp:8080/
特定のユーザーのみ対象にしたり、一時的にプロキシを有効にする場合は、以下のようにシェルで環境変数を設定します。
$ export http_proxy="http://proxy.mycompany.co.jp:8080/"
rpm
rpmコマンドを実行する際に、コマンドオプションで、オプション httpproxy と httpport を指定します。
$ rpm --httpproxy proxy.mycompany.co.jp --httpport 8080 ~
Apache
Apacheのプロキシの設定で、さらにプロキシを通すようにする場合。(多段プロキシ) プロキシ関連の設定をしている箇所に以下を追記。(たいていは httpd.conf)
ProxyRemote http http://proxy.mycompany.co.jp:8080/
更新履歴
- 2009.03.25 – rpmコマンドの設定方法を追加。
- 2011.05.24 – 記事をここ(oscasierra.net)に移稿しました。
- 2012.04.23 – 本文内の分かりづらい表現を修正しました。
# この記事は「MemoIt : とにかくプロキシの設定をする」の移植記事です。
# 旧ブログ「MemoIt」の移行の一環です。